センター北にあるオススメのペットショップ

 『ペットエコ』というペットショップをご存知だろうか。首都圏を中心に展開している関東最大級のメジャーペット総合専門店で、その周辺地域に住んでいる方なら、もしかしたら一度はその名を耳にしたことがある人やもしれない。

 今回紹介するのは、その数あるペットエコの店舗の中でもひときわ個性の強いであろう都筑店だ。

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 横浜市市営地下鉄線センター北駅のすぐ真下にある都筑店は、アクアリウムを扱うアクア館、犬猫系のD&C館、そして小動物のキュート館のそれぞれ3つのフロアに分かれている。記事タイトルにもあるように、筆者的にはキュート館が一番の目玉である。キュート館では爬虫類や鳥類といった小動物系が幅広くラインナップされているのだが、実はチェーン展開している総合ペットショップには珍しく、マニアックな虫を取り扱っていることが多い。

 まず、筑波店では水生昆虫をよく仕入れていることが取り上げられる。タガメゲンゴロウといった水生昆虫は綺麗な水場でしか生きられない、都会の人間にとっては馴染みの薄い生き物であり、ペットショップでその生きた姿を間近で見られるのは意外とレアである。ちなみに水生昆虫は飼育が難しいイメージがあるが、ゲンゴロウは飼いやすい部類に入るため初心者でもオススメである。

 さらに、筆者はタンザニアオオヤスデなるものを取り扱っているのを確認したことがある。タンザニアオオヤスデは世界最大のヤスデ(ムカデの仲間)で、長大でずんぐりとした体型の奇虫である。ムカデの仲間と聞いて不快なイメージを抱くかもしれないが、実際に見てみると丸っこいフォルムでことのほか愛らしい見た目をしている。毒も無く、無害で大人しい生き物なので愛玩動物としてはもってこいだ。

 ここまで取り上げたのはほんの一部に過ぎず、都筑店は他にも多種多様な珍しい昆虫を幾つか扱っていることが多い。ただなんとなく見ているだけでも楽しい。さながら動物園のような場所なのである